あなたの睡眠は健康ですか?

私たちは1日の終わりに十分な睡眠をとれていれば、日中に疲れもなく快適に過ごすことができます。
しかし、睡眠が不足すると日中の眠気や倦怠感のために仕事に身が入らなかったり、トラブルや事故の増加を招き、自分自身のみならず、周りの人たちにも大きな損害を与えることになります。

こんな病気

睡眠時無呼吸症候群(SAS=Sleep Apnea Syndrome)とは…?

一晩の睡眠(約7時間)の間に、呼吸が10秒以上停止する無呼吸の状態が30回以上生じるか、睡眠1時間あたりに無呼吸状態が5回以上起こるものをいいます。

生命に関わる病気

睡眠中に呼吸が止まるのですから、当然身体には大きな負担がかかります。
長年無呼吸が続くことで高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの合併症を発症したり、さらには心筋梗塞や夜間の突然死などを引き起こしたりします。
重度のSASではなくとも、睡眠中に無呼吸状態が繰り返し起こることで、十分な睡眠をとることが困難となり、日中の眠気や倦怠感のために集中力や活力を欠いた状態になり、交通事故やビジネス上のトラブルを招く原因となります。

身近な病気

睡眠時に起こるため自覚症状がなく、自分は関係ないと思っている人が多いのが現状です。
しかし、SASの有病率は約200~300万人と推定されております。